女医が増えると困る!ってか?
こんにちは!かつては自他共に認める美人女医?!でありましたが、現在は残念なオバちゃん内科医ことネコ君です。
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女医が増えるとダメな理由をざっくり言うと?
雑に言い切ってしまうと、女医さんが増えると医者の労働力が足らなくなります。医者って体力勝負だからね。
日本式の大学入試制度では、真面目にコツコツ勉強する偏差値の高い女子学生の合格率が高いとか。確かに、国立大学はさておき(例えば先日暴露された某医大のように)私立の医学部は昔から女子生徒の比率が高い傾向があります。でもそのままでは将来色々困るから合格率を抑えたりついでに浪人生取らないように調整してたとか。。。
医師は専門職ですから、現場では男か女かなんて関係ないんです。当直だって男女平等にしなくちゃ。因みに、当直は「寝るだけ」ではありません。(実際はいろんな種類の当直があるんだけど)夜中に診察もするし、寝れない日もある、でも、次の日は休みじゃない。普通に朝から仕事があります。ほとんどの場合は交代制勤務じゃないです。しんど〜〜〜〜い!!!
そんな生活、若いうちはこなせても、結婚しました妊娠しました子ども小さいです年とって体力落ちました、、、体力的に劣る「女性」は圧倒的に不利。どこかで挫折する場合が多い。そうなった場合、誰が埋め合わせをするのか?
女医が増えると最も忙しいであろう現場、病院勤務医の絶対数が足りなくなるんです。いわゆる医療崩壊一丁目。そんな無茶苦茶な働き方させるのが悪いと言ってしまえばそうなんですが、現場は甘くないですから。現在、ほとんどの勤務医は疲労困憊してしまっているのが現状です。
マイナー系専攻は女医の比率が高い
外科系のお医者さんって圧倒的に男性が多いですよね。昔から女医といえばマイナー系(眼科、耳鼻科、皮膚科、etc…)が多くて、内科小児科産婦人科等は忙しいから頑張りたい人が選ぶ、外科はよっぽど心に期するものないと選ばない…という傾向が続いております。
メジャーな科目でバリバリやりたいけれども、歳をとった後のキャリアの挫折を避ける目的で最初からマイナー系(皮膚科眼科耳鼻科精神科医など)を選ぶというケースも多い。 私の友人には「最初っからしんどい科に行くつもりはさらさらなかったよ?」と言い切った精神科医も存在します。まぁ、面と向かって悪びれずにそんな事言われた時はモヤモヤしたなぁ。正論には違いないけど、初めから選択肢にないってすごいね…
まあ、そんなこんなで、忙しい科は女医が選ばない→医師が足りなくなる→余計忙しい→→→医療崩壊?という感じですね、ものすごくざっくり言うと。まぁそれではイカンから「働き方改革」なんだろうけど、そんな簡単にすぐ解決できる問題ではありません。
損する女医、得する女医
前述した「モヤモヤ感」はどこから来たのか?答えは明らかで、「あ、私って損したんかな」と感じたからです。
自分の身を振り返ってみれば…
研修医の頃はボロ雑巾のように昼も夜も働き続け、殺伐とした精神状態に置かれ、遊ぶ時は壊れたかのように睡眠も忘れて看護師さんたちと共に遊び(彼女らもストレスから何かタガが外れた感じだった)その後大学で研究生活を送るも生活のために休日や夜間に診療バイトし…その後中途半端な規模の病院に就職したため当直数も外来数も多くて…
はっ !!!(」゚д゚)」!! いかんいかん、何を非生産的な事を書き連ねているのでしょうか。つまり何が言いたいのかといえばですね、私って損な働き方を選んだのか?と自問しているのです。では、初めから「楽な」科を選ぶ方が得な人生なの?楽って何を持ってしてそう言うの?
そこで問題です。もしあなたが患者だったら、「自分はこの仕事選んで損したな」と感じている医師の診療を受けたいですか?それとも、「ウンウン、得したな」と思っている医師に診てもらいたいですか?
なんか中途半端な文章やなー。すみません、とりあえず一旦これで挙げますが、またちゃんと続きは書きますね。
NEKO